不妊症治療のAIHと漢方薬との関係について
AIHという言葉を聞かれたことのある方はいらっしゃるでしょうか?
AIHは不妊症治療の方法の一つです。
ここでは、そのAIHについてや、AIHと漢方薬との関係について、また、おすすめの漢方薬についてご案内いたします。
AIHとは
AIHとは、人工授精のことをさします。
Artificial Insemination of Husbandの略で、子宮内に管を通して直接精液を注入します。
一般的には、タイミング療法を行った後に、この治療法をとることが多いです。
人工授精という言葉からは物々しい雰囲気を感じ取られる方もいらっしゃいますが、そういった方がイメージされているよりもだいぶ自然妊娠に近い手法であると言えます。
精液の注入こそ管を通して行いますが、それ以外は自然に任せるため自然妊娠と変わりありません。
自然妊娠に近いということは、逆に言うと妊娠確率が激しく向上するようなものでもないということです。
一回のAIH=人工授精では妊娠できないという方も少なくありませんので、一回で子宝を授からなかったからと気にすることなく、何度かチャレンジをしてみることが重要だと言えます。
ただ、あまりにも回数を重ねて、それでも妊娠の兆しが見えない時には、別の治療法を行うことを考えるようにしてもよいでしょう。
これから始めようと考えている方
これから始めようと考えられている方には、事前の準備が必要なため少し待ってほしいと言われることがあるということを知っておいていただきたいです。
もちろん、医師にもよりますが、「まずは血の通りをよくする必要がある。AIH=人工授精の開始はその後。」と考え実行する医師は少なくありません。
こういった場合、血の通りを良くするために、血の質を上げる漢方を使用することもあります。
人工授精をするうえでも、まずは漢方治療を行うということもあることを知っておくと良いでしょう。
漢方薬と人工授精はこのように関連性の高いものなのです。
AIHをすると効果的なのは?
AIH=人工授精は、妊娠しやすい体作りをすることで妊娠することができるようになるであろうと考えられる方々に向いた手法です。
そのため、漢方薬との相性も良く、下記のような方々に特に効果的な方法です。
- 不妊症の原因がわからない、妊娠できるはずなんだけど、、、と言われた・言われている方。
- 不妊症治療のための通院生活に心身ともに疲労してしまっている。
- 無月経や生理不順がある。続いている。
その他にも、様々な方に向いた方法ですが、共通点で言うと、本来であれば妊娠できるはずと考えられる方々に特に向いているという傾向があります。
AIHに良い漢方薬
AIH=人工授精では妊娠しやすい体作りが大切です。
そのため、血の質を良くする「婦宝当帰膠」や血を補い卵胞の発育を助ける「参茸補血丸」などの漢方薬がおすすめです。
その他にも、「杞菊地黄丸」などの漢方薬を用いることもあります。
AIH=人工授精の際に適している漢方薬は様々ありますので、漢方薬局などの漢方の専門家に確認をするようにすると良いでしょう。
おわりに
不妊症治療のAIH=人工授精についてお判りいただけたでしょうか?
不妊症治療には様々な方法がありますが、順番としてタイミング法の次に使用されることの多い治療法。
それが、AIH=人工授精なのです。
AIH=人工授精は、自然妊娠に非常に近しい形で妊娠することが可能です。
そのため、リスクも少ない治療法であることが特徴です。
ただ、自然妊娠に近い治療法であるということは、逆に欠点として妊娠のしやすさを劇的に上げるようなものではないということも挙げられます。
この治療法に臨まれる際は、適している漢方薬も多くありますので、漢方薬を併用することでより不妊症治療成功の確率をあげられるようにすると良いでしょう。
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