ふらつき・立ちくらみに効果的な漢方とは?
「バスに乗っていたら突然ふらつきが出てしまった…」「駅のホームで電車を待っていたら立ちくらみにあった…」ということでお悩みの社会人の方は多いと言います。
ふらつき・立ちくらみは一時的なものだから…と軽く考えてはいけません。
今回はふらつき・立ちくらみの原因や、その症状に効果的な漢方についてご紹介していきます。
この記事の目次
ふらつき・立ちくらみの原因
ふらつき・立ちくらみといったものに悩まされている方も少なくはありません。
とくに現代社会において、この悩みを慢性的に抱えている方も多いと言われています。
しかし、ふらつき・立ちくらみの原因となっているものは一体どんなものなのでしょうか?
自律神経の乱れ・ストレスによるもの
ストレス・疲労・睡眠不足が重なって自律神経が乱れると、ふらつき・立ちくらみが起きてしまいやすいと言われています。
ストレス・疲れなどをできる限り溜め込まないようにし、充分に睡眠や正しい食事をとり、リラックスした状態で健康的に過ごせるような時間を作るよう心がけましょう。
血圧低下によるもの
急に立ち上がった際などに瞬間的に血圧が低下することによって、脳に送り込まれる血液量が少なくなり、クラクラしてふらつき・立ちくらみといったものが起きやすくなってしまうことがあります。
タバコやお酒の過剰摂取によるもの
タバコを吸い過ぎていたり、お酒によるアルコールを摂取し過ぎていたりすると、このようなふらつき・立ちくらみにつながってしまうことがあります。
タバコの場合はニコチンが血管を縮めさせてしまい、必要な酸素が体内に取り込まれないということになります。
お酒によるアルコールの場合は平衡感覚を保っている「三半規管」の部分に異常を起こさせるのです。
どちらも過剰に摂取し過ぎていると、ふらつき・立ちくらみを起こす要因になってしまうため注意が必要です。
耳の異常・病気によるもの
耳の奥の方にある「内耳」は聴覚と同時に平衡感覚を司っているとされており、この部分に異常が起きることでふらつき・立ちくらみの原因になることもあるのです。
また、「メニエール病」「前庭神経炎」「突発性難聴」といった病気なども、このようなふらつき・立ちくらみを引き起こす要因となることがあります。
脳の病気・その他の部位の病気によるもの
とくに注意が必要であるのが「脳腫瘍」「脳梗塞」などの脳に関係する病気です。
「ろれつが上手くまわらない」「非常に激しい頭痛がする」などの場合、早めに受診する必要があるとされています。
ふらつき・立ちくらみに効果的な漢方は?
そんなふらつき・立ちくらみの症状に効果的な漢方があります。
それは、「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」です。
ふらつき・立ちくらみ・めまい・のぼせ・動悸といった症状があり、尿の量がいつもより減っているという場合によく用いられる漢方になります。
漢方での診察で、みぞおちを叩くと水が溜まっているような音がする「胃部振水音(いぶしんすいおん)」の症状がこの漢方の処方目安とされているのです。
漢方において、ふらつき・立ちくらみは体内の水分が停滞・偏在することによる「水滞(すいたい)」だと考えられています。
漢方の「苓桂朮甘湯」を用いることで、この「水滞」を改善することができます。
また、「気」が逆流してしまうという「気逆」の症状をも改善できるのです。
おわりに
今回はふらつき・立ちくらみの原因や、その症状に効果的な漢方についてご紹介しました。
ストレスや疲労の蓄積によってふらつき・立ちくらみになる場合が多いのですが、場合によっては病気のサインが隠れている場合もあります。
頻繁に悩まされているという方は漢方を服用、症状がひどい場合は病院に診察しに行くようにしてください。
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