不妊症。卵巣機能不全で無排卵もあるが、漢方で子宝に恵まれる
【30代前半 女性】
「一ヶ月前に初めて体外受精をしましたがうまくいきませんでした。
その後、体調が悪くしんどさが続いています。クリニックでは卵巣機能不全といわれました。冷え性で基礎体温は36.5℃以上にならず低温のまま(低温一相)です。このままだと赤ちゃんができないのではと心配です。」 ということでご相談に来られました。
結婚歴4年。第一子希望。
生理は約28日で来るのは来るが、排卵が少ないかまたは無しの時もある。
採卵をしても卵子の数が少なく、体外受精に必要な数や質の卵子がとれない。子宮内膜7mmと薄い。食が細くBMIは16.6と痩せ気味。冷え性がきつくて、足、腹、腰が冷える。立ちくらみがある。
子宝に恵まれるためには「きれいで流れが良く、温かいたっぷりの血液」で全身がみたされていることが必要不可欠です。
昔から「子宮は血の海」といわれ、健康な子宮と卵巣は上記の血液で満たされていることをいいます。また脳にあるホルモンの中枢が働くためにも同じことがいえます。
この方には「冷え」「血虚(血不足)」「瘀血」「気滞」を取り除き、改善すること。腎を補い、強化して卵子を若返らせること。
胃腸を丈夫に元気にして食欲が増し、食べ物をしっかり消化吸収して全身に栄養と酸素を送り届けることができる体にすること。など、体質改善の方針をお話して、漢方薬をお飲み頂きました。そして特に食養生の指導を致しました。
服用後20日:手足が温かくなり、食欲が出てきました。 夏に汗が出なかったのが出るようになりました。
服用後50日:クリニックの検査で子宮内膜が10mm以上になりました。
服用後6ヶ月:クリニックの検査で同種免疫異常があるということが分かり、治療を受けられました。この、治療の効果は1年の有効期限ということで、どうしても1年以内に赤ちゃんが欲しいと希望されました。 この頃には体も温かくなり、食欲も普通にあり体重はあまり変わりませんが、見た目に少しふくよかになられたように思います。
服用後9ヶ月:6ヶ月以降9ヶ月までに体外受精に向け4回採卵されました。
1回目採卵2個、2回目6個、3回目1個、4回目6個と数多く採卵できたと喜んでおられました。そしてその中で3個の受精卵を凍結することができました。
服用後1年:体外受精をされました。凍結した卵子の中の胚盤胞を移植。 その10日後、妊娠しましたと喜びの電話を頂きました。
妊娠中、安胎の漢方薬を続けられ、妊娠後16週までは流産予防の漢方薬もしっかり飲まれました。
そして予定日より1週間早く、無事元気な男の子をご出産されました。 この方はご来店の度に日々の献立の報告をされ、漢方薬も欠かさず服用されました。ご出産おめでとうございます。本当に嬉しいです。
加美漢方薬局
味好俊治
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