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ご相談事例

シェーグレン症候群。口の中がカラカラで食欲がなく、辛いのが漢方で改善

【70代前半 女性】

口の中の唾液が出ず、いつも口の中がカラカラに乾燥して何を食べてもおいしくなく食欲もありません。
胃が重くもたれ、よくゲップが出て、舌にもピリピリとした痛みがあります。
病院でシェーグレン症候群と言われました。
毎日が辛くて、辛くて、体重も痩せてきて心配です。
ということでご相談に来られました。


この方はいつも飴を持ち歩き、口がカラカラになると我慢ができずによく舐めるということです。他には目の涙が出ずドライアイ、膣はいつも乾燥して不快、そして膀胱炎にもよくなる(膀胱の粘液が出なくなると菌に感染しやすくなる。)という症状があります。
シェーグレン症候群以外には手足が冷えジンジンする。血圧がやや高めで降圧剤を飲まれています。


シェーグレン症候群は自己免疫疾患で、漢方では寒証型の瘀血症候群として病態を把握します。
この方には胃腸の働きを良くすることも必要です。

分かりやすく病気の説明をして適切な漢方薬をお飲みいただきました。 そして食事と取り越し苦労でストレスをためないように心の持ち方の指導を致しました。

服用後40日:漢方を飲む前はほとんど出なかった唾液が3(10で正常)出るようになりました(自己評価)。飴なしでいける日もあります。 血圧が下がり、降圧剤を半分にしました。

服用後60日:降圧剤を飲まずにいけるようになりました。

服用後100日:漢方を飲む前はほとんど出なかった唾液が5(10で正常)出るようになりました(自己評価)。 目と膣の乾燥も軽減されています。

服用後11ヶ月:食べ物の味が分かるようになり、食事がおいしく、食欲が出るようになりました。

服用後1年6ヶ月:漢方を飲む前は40kgだった体重が43kgになりました。食事のとき水を飲まないと食べにくかったのが、水なしでも食べられるようになりました。

服用後2年4ヶ月:唾液の分泌量をはかるサクソンテストをされ、2gで健康な人の正常の値との診断を受け、喜びの報告を受けました。

シェーグレン症候群は自己免疫疾患で根の深い病気ですので、体質改善にはある程度の期間が必要ですが、頑張ってお飲みいただきました。その後も病気が戻らないように飲む量を減らしながらも継続されています。

加美漢方薬局
味好俊治


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