胃がん
胃がんは発生率の高いがん
日本人に発生率が最も高いがんの一つに「胃がん」があります。
がんの内、胃がんの発生率は男性では第1位、女性では第2位となっています。
死亡率で見ても、男性では気管支肺がんに次いで第2位、女性では大腸がん、気管支肺がんに次いで第3位となっています。
胃がんはとても身近ながんなのです。
胃はどのような働きをしているのでしょうか?
胃は食べ物を小腸で吸収できるサイズにまで消化する場所です。
また、強力な酸である胃液は1日に1.5~2Lも分泌され、消化を助けるだけでなく、食べ物に含まれる細菌を殺し、感染を防ぐ働きもしています。
がんでは自分の内なる免疫力を高めておくことも大切です。
免疫力を高める漢方薬が報告されています。お気軽にご相談下さいませ。
胃の構造について
胃は食道から続く噴門部、上部の胃底、中央部の胃体、十二指腸へと続く幽門部の4部分に分けられます。
胃壁は内側から胃液を分泌する粘膜、その下の粘膜下層、胃の収縮を行う筋層、そして外側の漿膜の4層に分かれます。
胃がんは粘膜に発生し、発生率は胃の下部で高くなっています。
がんが粘膜と粘膜下層にとどまっている状態を早期がんと言い、この時期の治癒率は90%以上です。
しかし、粘膜の外側の筋層や漿膜へと広がった進行がんは、リンパ節に転移したり、血液を介して肝臓などの臓器に転移する可能性が高くなり、治りにくくなります。
胃がんはがんの中でも進行はゆっくりで、粘膜に発生したがんが粘膜下層に至るまでに2~3年かかると言われています。
漢方には、がん自体の治療に伴う苦痛、だるさや不欲不振などを和らげる働きがあります。
お気軽にご相談下さいませ。
胃がんの症状
早期がんの症状として胃・みぞおちの違和感、食欲減退、胃の膨満感などがありますが、胃炎と思い見過ごされることが多く、自覚症状が現れにくいのが特徴です。
胃がんが進行すると、食べ物がつかえる、体重減少、がん部分からの出血による貧血、便が黒くなる、しこりに触れるなどの症状が現れます。
胃の不快感で病院に行くと、進行がんと診断されるケースが多いので、少しでも違和感が2週間以上続くなら病院の診察を受けるようにして下さいね。
胃がん患者数は50歳代から増加し、高齢になるほど増えます。それはどうしてでしょうか?
胃がんの原因とピロリ菌
胃がんは、漬物や干物など塩分の摂りすぎ、喫煙、ピロリ菌、加齢が原因だと言われています。
その中でも、最近ではピロリ菌による影響が重要視されていて、胃がん患者の90%がピロリ菌に感染しています。
ピロリ菌感染者は高齢者ほど多いのですがどうしてでしょうか?
60歳以上の日本人の約70%がピロリ菌に感染していますが、それは衛生環境が悪かった時代に生まれたことと関係しています。
乳児期に菌に汚染された食べ物や水を介して経口感染したと言われています。
最近では、ごくまれに5歳未満の乳幼児に口移しにより感染するケースが見られます。
しかし、ピロリ菌に感染しているからといって皆が胃がんを発症するわけではなく、胃がんを発症するのはごく一部の人です。
ピロリ菌は胃の粘膜を損傷し、胃炎や胃潰瘍を起こします。
その状態が続くと細胞が傷つき、萎縮性胃炎(慢性胃炎)や腸上皮化生(胃粘膜が腸の細胞に変化する)となり、胃がんの原因となります。
また、ストレスや食生活の不摂生で胃粘膜が弱っているところに、ピロリ菌に感染していると慢性胃炎から胃がんへと発展する可能性があります。
がんでは自分の内なる免疫力を高めておくことも大切です。
免疫力を高める漢方薬が報告されています。お気軽にご相談下さいませ。
胃がんの予防で気をつけたいこと
早期がん(がんが粘膜と粘膜下層にとどまっている状態)での治癒率は90%以上なので、早期発見のため40歳からの内視鏡検査をお勧めします。
胃粘膜を丈夫にしておくことはとても大切です。
毎日、体に良い食事をしていますか?
野菜中心の食生活を心がけましょう。
また、果物も大切です。
そして、細菌と闘う免疫力をつけることも大切です。
漢方薬には胃粘膜を丈夫にし、免疫力を高める働きがあります。
また、胃の手術後の後遺症(ダンピング症候群、貧血、カルシウム不足、逆流性食道炎など)にお悩みの方も何でもお気軽にご相談下さいませ。
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加美漢方薬局
味好俊治
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