漢方薬で健康な血管づくり
心筋梗塞や脳梗塞は血管の障害が進んで起こります。
血管の障害度合は第1~4段階に分けられ、脳卒中や心筋梗塞、腎不全などの健康障害が起こるのが第4段階です。
悪い生活習慣の過程で徐々に血管は障害されていきます。
健康障害が起こる前に自分の血管の状態を知っておき、予防することが大切です。
第1~4段階までの血管の状態について
- 血管の障害が少しずつ始まっている状態です。
- 血液中の脂質(中性脂肪、LDL・HDLコレステロール)の値や血糖値、血圧に異常が見られ、血管が傷つき始めています。
- 血液中の脂質が増えた影響で血管壁が厚くなり、動脈硬化が見られます。
- 狭くなった血管により、酸素や栄養が行き渡らず健康障害が起こります。
脂質は体にとって不要なものなのでしょうか?
いいえ、
脂質は細胞膜の70%、脳の60%を構成していて、脂肪がなければ全身の細胞は存在できず、脳も機能できないのです。
しかし、現代人は食事により脂質を過剰に摂っていることが問題です。
余分な脂肪は知らず知らずの内に血液中に増え、血管を障害します。
血管の障害が少しずつ始まっている第1段階の状態で気づき、ケアすることで健康な血管を取り戻すことができます。
それでは、何に注目すれば良いのでしょうか?
それは内臓脂肪の状態です。
内蔵脂肪の状態の確認方法
内臓脂肪は余分な糖や脂質、主に中性脂肪をため、血液中の脂質が増加するのを防ぎます。
しかし、内臓脂肪にも容量があります。
容量以上の余分な糖や脂質は、血液中に増え、血管を障害します。
内臓脂肪の状態は「BMI」で確認できます。
「BMI」=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出します。
BMIが25以上の場合は肥満とされ、内臓脂肪が蓄積していると判断されます。
また、肝機能の状態を示す値(AST、ALT、γ-GT)でも血管の状態が分かります。
中性脂肪は肝臓にも蓄積しやすく、蓄積した状態を脂肪肝といいます。
脂肪肝があると、肝細胞が壊れやすくなるため、肝臓の数値が高くなります。
脂肪肝が起きているときには、血液中の脂質が過剰になっているため、それが血管を障害します。
第1段階である血管の障害が少しずつ始まっている状態(内臓脂肪や脂肪肝の状態)で気づき、ケアすることで健康な血管を取り戻せます。
加美漢方薬局での改善方法
まずは食生活の改善、適度な運動が基本になります。
砂糖菓子、清涼飲料水、乳製品、あぶら物などの高脂肪食や高タンパク質食を控えることが大切です。
漢方では、脂肪が沈着しやすい体質を「臓毒体質」と言います。
臓毒体質の方は、食べたものを体に蓄える「同化作用」は良いのですが、その蓄えたものをエネルギーに変える「異化作用」が弱いのです。
漢方薬では大柴胡湯や防風通聖散が臓毒体質の方に使われますが、胃腸の働きを診ることもとても大切です。
特に、腸の状態が悪いと、毒素が血液中に吸収され、全身に行きわたり、体に毒素がたまってしまうのです。
健康でイキイキした血管には酸素と栄養がたっぷり含まれた血液が流れています。
きれいな血液は健康な細胞、臓器を作ります。
当店では漢方・自然薬の力で血管を健康な状態に戻します。
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