漢方からみる不妊症 効果的な生活習慣に変えていこう
不妊症と生活習慣の関連は極めて高いと言えます。
生活習慣が乱れていれば、身体に悪いことは明白なのですから、妊娠にも良い影響があるはずがありません。
こちらの記事では、不妊症とそんな生活習慣について漢方の目線から見た考え方も交えてご説明してまいります。
生活習慣・食生活の乱れ
生活習慣や食生活の乱れは、不妊症の原因となります。
悪い生活習慣の筆頭とも言えるのが、飲酒や喫煙です。
特に喫煙に関しては、女性の卵巣の老化を早めたり、男性の精子の質を落としたりと、マイナスしかないと言えるでしょう。
飲酒に関しては、過度な摂取をしなければ問題はないのですが、過度な摂取をした場合、女性であれば排卵障害(こちらに関しては、俗説のようなもので明確な裏付けは示されていません。)、男性であれば勃起不全や精子量の減少の原因になると言われています。
食生活の乱れも不妊の原因となりえます。
例えば、コレステロールは、男性ホルモン・女性ホルモンの原料となる栄養素です。
ダイエットなどの目的で摂取を控える方がいらっしゃいますが、余りにも摂らなすぎるとそれはそれでよくありません。
きちんとバランスよく摂取をする必要があるのです。
また、ビタミンAなど他の栄養素に関してもバランスよく摂取したほうがよいですし、男性であれば精子を守るためにセレンや亜鉛などを積極的に摂取しても良いでしょう。
精子や卵子は当然ながら、身体から生まれます。
精子や卵子を生む身体が健康バランスの良いものであれば、不妊を防ぐこともできるのではないでしょうか。
漢方の考えでは、こういった体質改善を「養生」とよび大切にしています。
悪い生活習慣や食生活の乱れを改善し、不妊対策を行いましょう。
食べ物からパワーをもらう
このように、漢方からみても食べ物は不妊を防ぐ・不妊症治療をする上で極めて重要なのです。
毎日摂取し、身体を、卵子を、精子を、つくる元となる食べ物を大事にしましょう。
乱れた食生活をしていると、生理不順や精子の質の低下を招く恐れがありますし、逆に良い食生活をしていると精子の質を上げたり、安定したホルモンバランスを保ったりすることができるようにもなるでしょう。
食べ物からはこのように、妊娠に必要な、不妊をはじき返すために必要なパワーをもらえることを意識するようにしましょう。
ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスを整えるのは、漢方的な目線で考えると、黒い色の「腎」を元気にすることのできる食べ物です。
三日坊主で終わることなく、「腎」を元気にする黒い色の食べ物を摂り続けることでホルモンバランスを整えることができます。
このような、漢方の考えを取り入れることは非常に効果的です。
黒豆や海苔などの黒い色の食べ物を食事に取り入れるようにしましょう。
睡眠の生活習慣
不妊症を防ぐ・妊娠力を高めるうえで大切な生活習慣と言えば、「睡眠」は切り離せません。
睡眠の質を高め、時間を適切な量取ることができるようにすることで、「養生」することができます。
それにより、「腎」の力が養われ不妊を改善し、妊娠力を高めることができるのです。
おわりに
不妊症の原因である食生活や睡眠など各種生活習慣についての漢方の目線からみた重要性を含めたご説明をしてまいりました。
妊娠は健康的な男女の交わりによって起こるものです。
その交わりをするための、お互いの身体が「不養生」であれば、妊娠をできなくなる可能性が高くなってしまうのは当然のことだと言えるでしょう。
妊娠をするため、不妊症を改善するために、生活習慣を漢方の目から見ても効果的な内容に改善していきましょう。
「腎」の力を高めることが可能になるように、食事や睡眠に気を配り、健康的な生活を送るようにしましょう。
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