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男性の不妊症とは?漢方で男性ホルモンを整えよう

夫婦で婦人科

不妊症は女性だけのものと思われてはいないでしょうか?

そんな方は考え方が古いかもしれません。

今は、男女ともに不妊症の原因になりえることが知られています。

こちらの記事では、男性の不妊症について、またホルモンバランスなどを整える漢方治療についてご説明してまいります。

男性の不妊症とは?

不妊症については、昔は女性の病とされることも多くありましたが、昨今では逆に男性が原因の不妊も多くあることが知られています。

不妊の原因の約半数が男性にあるというデータもあるくらいですので、不妊の際は男性だけが原因、女性だけが原因と決めつけることなく両者ともに検査や改善を行う必要があると言えるでしょう。

男性が不妊症になる原因は?

男性の不妊症は、基本的には以下の2つです。

  • 精液性状低下
  • 性機能障害

この2つの症状の原因は、それぞれ以下です。

精液性状低下の原因

実はこの精液性状低下に関しては明確な原因がわからないことが多いです。

精子の量や質が低下し、健康状態にない場合のことを精液性状低下と言います。

DNAやホルモンなど場合によって様々な原因が考えられますが、実際のところ明確な答えは未だ出ていません。

こういった西洋医学で原因を突き止めることのできない症状にこそ、漢方薬を使用することで改善をできるということもあります。

そのため、精液性状低下の方が漢方薬を使用されるということは少なくないのです。

性機能障害の原因

性機能障害とは、わかりやすい言葉で言うところのEDです。

単に、EDのことだけを指すわけではありませんが、一般の方になじみのあるわかりやすい症状で言うとEDのようなものをイメージしておくとわかりやすいでしょう。

ストレスやホルモン、悪い生活習慣などが原因でなることが多く、ここでも改善のため漢方を用いられる方が多くいらっしゃいます。

体作りに良い漢方は?

男性の不妊症に対してはホルモンバランスを整え、体作り、特にストレスに強い体作りができる漢方薬が適しています。

大柴胡湯(だいさいことう)や柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)などの漢方薬を用いることが多く、ストレスによる体調不良を緩和することができるため、これらの漢方薬はストレスが原因であることもある不妊症に対する対策として適した漢方薬だと言えるでしょう。

漢方薬は男性ホルモンを整えることもできるので、不妊症治療には漢方薬を取り入れるべきだと言えます。

男性の不妊症での漢方治療

男性の不妊症に対する治療法としては、漢方治療が非常に適しています。

それには様々な要因がありますが、男性の性格的なものに関係する場合もあります。

中には女性よりも自尊心が高いという方が少なくありません。

そういった方は不妊の原因が自分だとはなかなか考えたがらないものです。

中には、自分が原因の不妊だと分かった後もそれを認めることができず、治療に踏み切ることがなかなかできないという方もいらっしゃいます。

そういった方でも、漢方薬であれば「治療」と構えることなく取り入れてもらえることも多いのです。

また、男性不妊の原因で多くの割合を占めることもあるストレスに対する対処法として漢方治療が優れていることも漢方治療が不妊症に対する手段として適している理由の一つです。

また、男性ホルモンを整えることができるのも、適している理由だと言えるでしょう。

おわりに

このように、以前は女性だけが原因だと考えられていた不妊症も、現代では男女それぞれに原因の可能性があることが知られています。

男性の方は女性が原因と決めつけることなく、自分自身が原因の可能性も考えるようにするとパートナーの負担も減りますし、妊娠に至る可能性を高める結果につながることもあるでしょう。

また、男性の不妊症治療には、ホルモンバランスを整え、ストレス治療・改善に効果的な漢方薬が向いています。

不妊症治療には、ぜひ漢方薬治療を積極的に取り入れるようにしてみましょう。


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