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加美漢方薬局が選ぶ、喉の痛み改善に有名な漢方薬5選

空気が乾燥すると喉が痛くなりやすいです。風邪や新型コロナウイルスでも喉の痛みは一般的な症状として知られています。喉が痛む風邪には、葛根湯はよくありません。喉の炎症を取り腫れを鎮める漢方薬が向いています。喉の痛み・腫れによく使われる漢方薬5選を紹介しましょう。

喉が痛い女性

銀翹散(ぎんぎょうさん)

構成生薬: 連翹(れんぎょう)・金銀花(きんぎんか)・桔梗(ききょう)・淡竹葉(たんちくよう)・荊芥(けいがい)・淡豆鼓(たんずし)・芦根(ろこん)・牛蒡子(ごぼうし)・甘草(かんぞう)

喉の痛み・腫れによく使われる漢方薬です。連翹・金銀花・牛蒡子・芦根・薄荷で炎症を冷まし、荊芥で体表の熱を除きます。桔梗は喉の膿を取る生薬です。淡竹葉は利尿作用で、淡豆豉は汗をかかせて熱を外に出す働きがあります。保険が効かない漢方薬なので、基本的に病院では出ませんが、ドラッグストアや漢方薬局で手に入ります。体を冷やす漢方薬なので、胃腸が弱かったり、みぞおちを触って冷えていたりする人には向いていません。

甘草湯(かんぞうとう)

構成生薬:甘草

乾燥などで喉が痛む場合に向きます。甘草は消炎作用と喉を潤す作用を持つ生薬です。甘草湯を溶かした白湯を喉に触れさせるように少しずつ飲み込んだり、甘草湯を溶かした白湯でうがいしてから飲み込んだりすると、より喉に効きます。

桔梗石膏(ききょうせっこう)

構成生薬:桔梗・石膏(せっこう)

激しい喉の痛みと、熱を持った喉の腫れがあり、発熱している場合によく使われる漢方薬です。桔梗で喉の膿を出し、石膏で熱と炎症を冷やします。強力に冷やす生薬が含まれているため、胃腸が弱かったりみぞおちを触ってみて冷えていたりする人には向きません。

排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)

構成生薬:桔梗・枳実(きじつ)・芍薬(しゃくやく)・甘草・大棗(たいそう)・生姜(しょうきょう)

喉が腫れて膿を持っているときや、皮膚が化膿しているときに使われる薬です。歯肉炎や副鼻腔炎などにも使われます。桔梗で膿を出し、さらなる化膿を抑えます。枳実は腫れや炎症を抑える生薬です。芍薬は血の巡りをサポートしつつ消炎・鎮痛に働きます。甘草・大棗は炎症を抑えつつ他の生薬の効き目を整える生薬です。生姜は胃を健康にして、他の生薬で胃腸障害が起こるのを防ぐ役目があります。

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

構成生薬:柴胡(さいこ)・黄芩(おうごん)・黄連(おうれん)・当帰・荊芥・連翹・防風(ぼうふう)・白芷(びゃくし)・地黄(じおう)・芍薬・黄柏(おうばく)・山梔子(さんしし)・薄荷(はっか)・桔梗・川芎(せんきゅう)・枳殼(きこく)・甘草

体力があり、体ががっしりしている人の扁桃炎によく使われます。黄色く粘る鼻水や痰、アトピー、湿疹、ニキビなど、体の炎症全般にも使う薬です。柴胡・黄芩・黄連・黄柏・薄荷・山梔子・連翹で体の炎症を冷やし血の熱を取ります。連翹と桔梗は膿を出し化膿を止める生薬でもあります。また、当帰・地黄・芍薬で血を補い体に潤いを与え、体を冷やしやすくします。川芎は血の巡りをよくして補った血を身体全体に運び、枳殼は胃腸を動かして他の生薬の消化吸収を促します。甘草は他の生薬の働きを調和させ、薬効を高める生薬です。

喉の痛みは大阪の加美漢方薬局にご相談を

喉が痛いときの漢方薬は、喉の痛みを鎮めるだけでなく、腫れを抑えたり、化膿を抑えたりする作用を持つものが多いです。
喉が痛くなりやすい・腫れやすい人は、一度漢方薬を試すのはいかがでしょうか?大阪・加美漢方薬局では体質、症状を詳しくお聞きし、一番適した漢方薬をお合わせ致します。


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