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漢方薬

加美漢方薬局が選ぶ、足のつり・痙攣におすすめの漢方薬5選

足のつりで夜中に目が覚めてしまい、痛みに悩まされるのに困っている人がいます。また、ゴルフや山歩きなどしたときに必ず足がつるという人も。足がつったその時は即効性のある漢方薬がおすすめですが、普段から飲んで足がつりにくい体に整える漢方薬もあります。足のつり・痙攣におすすめの加美漢方薬局セレクトを紹介します。

足をつっているシニア男性

対処療法

足がつったときに頓服として飲む漢方薬があります。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

構成生薬:芍薬(しゃくやく)・甘草(かんぞう)

足がつったときにすぐ飲む、即効性のある漢方薬です。芍薬は筋肉を緩め、筋肉に潤いを与えることで引きつりを抑えます。甘草はそれ自体に引きつりを抑える作用がありますが、同時に芍薬の作用を強めます。

足がつりやすい体質の改善

足がつりやすいのは、冷えていたり、筋肉への栄養が足りなかったり(血や潤いが足りなかったり)している場合が多いです。冷えや栄養を補う漢方薬を紹介します。

桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)

構成生薬:桂枝(けいし)・芍薬(しゃくやく)・甘草(かんぞう)・生姜(しょうきょう)・大棗(たいそう)

足やお腹の筋肉が引きつって痛むときに使う漢方薬です。桂枝は体を温めて巡りをよくし、体を整えます。芍薬は筋肉に血と潤いを補い、筋肉のひきつりを抑える生薬です。甘草は芍薬の作用を強めつつ、他の生薬の効能を調和させます。生姜と大棗は胃腸を温めて健康にし、体に力をつける生薬です。

四物湯(しもつとう)

構成生薬:当帰(とうき)・地黄(じおう)・芍薬(しゃくやく)・川芎(せんきゅう)

血を補い巡らせる基本の漢方薬です。当帰は血を補いつつ血の巡りを促します。地黄は血と潤いを補う生薬です。芍薬は筋肉のつりを抑え、血と潤いを補います。川芎は補った血を巡らせ体全体に栄養を届ける生薬です。

温経湯(うんけいとう)

構成生薬:桂枝(けいし)・呉茱萸(ごしゅゆ)・当帰(とうき)・川芎(せんきゅう)・芍薬(しゃくやく)・牡丹皮(ぼたんぴ)・麦門冬(ばくもんどう)・阿膠(あきょう)・人参(にんじん)・甘草(かんぞう)・生姜(しょうきょう)・半夏(はんげ)

血と潤いを補いつつ体を温める漢方薬です。婦人薬としてもよく使われます。桂枝と呉茱萸は体を温め、冷えを除く生薬です。当帰と芍薬は血と潤いを補います。川芎は血を全身に巡らせて栄養と熱を運ぶ生薬です。牡丹皮も血の巡りをよくする働きがあります。麦門冬は大いに体の潤いを補う生薬です。阿膠は体に血と潤いを与えつつ、不正出血などを止める作用があります。人参・甘草・生姜・半夏は胃に力をつけ消化吸収力を高める生薬です。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

当帰(とうき)・芍薬(しゃくやく)・桂枝(けいし)・細辛(さいしん)・呉茱萸(ごしゅゆ)・木通(もくつう)・生姜(しょうきょう)・大棗(たいそう)・甘草(かんぞう)

しもやけによく使う漢方薬です。貧血かつ冷え性の人の体の巡りをよくするのに向いています。当帰と芍薬は血を補う生薬です。桂枝と細辛は体を温め、巡りをよくして全身に熱を届けます。呉茱萸は内臓を温める生薬です。大棗・甘草は胃腸を健康にするとともに、当帰と芍薬の働きを助けます。木通は体の巡りをよくし、余計な水を尿として外に出す生薬です。生姜は体を温めつつ、胃を健康にして吐き気を鎮めます。

足のつりには大阪の加美漢方薬局にご相談を

足のつりの原因は冷えや血の不足なことが多く、冷えに対する漢方薬も血の不足に対する漢方薬も数多くあります。多くの漢方薬をご紹介しましたが、お一人お一人の体質、症状によってお合わせする漢方薬は違ってきます。大阪・加美漢方薬局では体質、症状を詳しくお聞きし、一番適した漢方薬をお合わせ致します。
何でもお気軽にご相談下さいませ。


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加美漢方薬局

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