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漢方薬の正しい飲み方とは?飲みやすくする工夫もご紹介

漢方薬の飲み方

漢方薬は1人1人の体質・症状に適した処方される、人の体にとても効果的で優しいお薬です。
そんな漢方薬の効果を上手に発揮させるには、正しい飲み方をする必要があります。
また、良い薬だと分かってはいても、漢方薬の独特の味や香りがどうしても苦手だという方も多いのではないでしょうか。
今回は漢方薬の正しい飲み方と、 飲みやすくする工夫も併せてご紹介していきます。

漢方薬の正しい飲み方

基本的に漢方薬は水・お湯を先に口に含んだ後、漢方薬を服用するのが正しい飲み方になります。
ただお湯に溶かしての服用を推奨している漢方薬も中にはあります。
用量・用法に関しては、一日分の量が決まっているものを2~3回に分けて服用する場合が多いです。
ただ決められた用量・用法というものはなく一般的な薬と同様にさまざまなため、指定された飲み方を守るようにしましょう。
飲むタイミングとしては食前の30分前、もしくは食後2時間ほど経った空腹時のタイミングが望ましいとされています。
体内に栄養が豊富にある満腹時に漢方薬を服用すれば、漢方薬が上手く身体に吸収されず、効果が薄まってしまう可能性があります。
そのため、漢方薬は空腹時に服用することが勧められています。

水以外で飲んでも大丈夫?

水、もしくはお湯で飲むのが好ましいとされています。
お茶でも良いのでは?と思われることもありますが、上記以外のもので服用すると効果が無かったり、効き目に影響を及ぼしたりすることがあります。
お茶以外にもジュース・牛乳・紅茶などで服用することも、漢方薬との組み合わせが身体に適さない場合があるためおすすめできません。

漢方薬を飲みやすくする工夫

小さいお子様であれば口の中にくっついて残ってしまったり、上手に飲み込むことができなかったりする場合もあります。
特に子どもの頃は、漢方薬の少しの苦み・クセに対して非常に敏感で、「薬」というものに対して苦手な意識を持ってしまうことも多いものです。
そうなってしまうとなかなか漢方薬を服用することが難しかったり、時間がかかってしまったりと手間がかかってしまいます。
その場合に使用したいのが、「薬を楽に飲むための専用ゼリー」や「ハチミツ・アイスクリームなど味の濃いもの」です。
こういったものと一緒に服用することで、漢方薬特有の味が誤魔化されお子様でも漢方薬を服用しやすくなるでしょう。
もちろん水・お湯での服用が一番良い飲み方ではあるのですが、まったく飲まないという場合であれば、飲みやすいよう上記のような「補助アイテム」を借りて工夫することも大切です。

オブラートに包んでもOK

上記の「補助アイテム」以外にも、オブラートに包んで飲む方法でも問題ありません。
苦み・クセが強い漢方薬であれば、お子様はもちろん大人でも服用することが億劫になってしまう場合があります。
そういった際には漢方薬をオブラートで包んで服用することで、少しでも苦手意識を軽減させてください。
オブラートでの服用の際には、普段よりも少し多めに水・お湯を飲むようにしましょう。
胃の中でオブラートを早く溶かし、漢方薬の吸収率を高めるためです。
またコップに水・お湯を溜め、その中にオブラートで包んだ漢方薬を投入してしまう方法もあります。
オブラートが溶けだしたタイミングで水・お湯と一緒に口の中へ流し込んでしまえば、オブラートや漢方薬が口の中でくっつくこともなく、簡単に服用することができます。

おわりに

今回は漢方薬の正しい飲み方と、 飲みやすくする工夫も併せてご紹介しました。
体の不調を改善させ、心の安定を取り戻すことができる漢方薬はぜひとも取り入れていきたいお薬だと言えます。
漢方薬の効き目をしっかりと感じるためにも、今回ご紹介した正しい飲み方を守ってその効果を実感してみてください。
漢方薬が苦手な方であっても工夫次第で上手に取り入れることができるので、そちらも併せて試してみてください。


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