不安神経症(全般性不安障害)
不安神経症は不安という心の症状と多彩な身体症状とを伴います。
病院での検査では身体的な疾患の異常は認められないことがほとんどです。
不安感
慢性的な精神的ストレスや生活の不摂生などにより際限なく、またとりとめがなく起こってくる過剰な不安や心配が病気の中心にあります。
なんとなく不安感、漠然とした不安感がいつも頭にこびりついています。
また不吉なこと、不幸なことが起こるのではないかといった予期不安にもおそわれます。
不安を自分で制御できないので、不安から逃れられず、苦しみや焦りが生まれます。
イライラ、そわそわして落ち着かず、外界に過分に反応して、ちょっとしたことで驚きやすくなります。
集中力が低下し、仕事にも支障をきたすようになります。
身体症状
筋肉の緊張があり、それにより肩こりや頭痛が起こります。
とても疲れやすくなります。
寝つきが悪く、眠りが浅いなど、不眠症にもなります。
自律神経が乱れ、交感神経が興奮することにより、発汗、頻脈、動悸、血圧上昇、呼吸困難、めまい、口渇、頻尿、下痢などの症状が引き起こされます。
不安神経症に含まれる病気にパニック障害、心臓神経症、過換気症候群があります。
パニック障害
急性のパニック発作(不安発作)がくり返し起こります。
通勤電車や睡眠中に強い恐怖や不安に突然おそわれます。
外出が恐くてできなくなります。
心臓神経症
突然動悸がおこり、心臓が止まりそうで不安にみまわれます。
それが慢性的にくり返されます。脈の結滞が起こったりもしますが、心電図には異常がみられないことがほとんどです。
過換気症候群
息苦しさを感じて激しく呼吸します。呼吸困難におそわれます。
二酸化炭素が呼気中に過剰に排泄されます。
不安神経症に実績のある漢方薬
- 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅっかんとう)
- 香蘇散(こうそさん)
- 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 四逆散(しぎゃくさん)
- 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
- 加味逍遥散(かみしょうようさん)
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう) など
加美漢方薬局
味好俊治
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