わかりそうでわからない漢方、サプリ、市販薬の違いをご紹介
体にとって様々な効果をもたらしてくれるものに、漢方薬や市販薬、そしてサプリがあります。
この3つは体に現れた不調を取り除きたい、または体質を改善したいという場合に使用することがあるのですが、いったいどのような違いがあり、効き目などにも違いが生じているのでしょうか。
漢方の市販薬とは
体の調子を整える漢方は、天然の植物などを由来とした生薬を主成分として作られた薬であり、東洋医学の一つとなっています。
日本では148種類の漢方薬が健康保険適応となっており、医療機関で処方してもらうことが可能です。
ですが漢方の場合、医療機関と同じタイプのものが市販薬としても販売されており、どのような違いがあるのかわからないことがあります。
漢方薬は医療用と市販薬、さらに漢方薬局で処方される製剤の3つに区分され、違いが生じています。
この3つの違いは生薬の成分量にあり、漢方の市販薬は副作用を少なくするために、医療用よりも生薬の成分は若干少なくなっており、漢方薬局ではオーダーメイドとなるので、一人一人配合量が異なっている違いがあります。
サプリメントとは?
サプリメントは薬のように感じますが、実際は栄養補助食品の一つであり、薬ではありません。
様々なビタミン類やミネラルなどが含まれているので、体にとって良い影響を与えるものの、市販薬や漢方薬のような即効性はなく、主に健康を維持するために利用します。
また様々な栄養素は食事では補えないことが多いのですが、このような場合もサプリメントは活用することができ、栄養を補うことができるのが漢方や市販薬との違いです。
利用目的も健康維持や増進のほか、病気の予防や栄養の補給、疲労回復や美容、ダイエットと様々であり、サプリメントを利用する人は年々増えています。
副作用は起こることはありませんが、過度に摂取をした場合は体に影響が出ることもあるので、注意しなくてはなりません。
漢方とサプリメントの飲み合わせについて
漢方を服用している場合においても、足りない栄養素をサプリで補いたいと考えます。
漢方薬とサプリは配合されている生薬の成分に違いがあるため、サプリメントの種類がビタミン剤であれば、併用したとしても問題はありません。
ですが、サプリメントの中には相互作用を引き起こしてしまう成分のものもあり、漢方の効き目が強くなりすぎたり、逆に弱くなり症状が悪化したりすることがあります。
漢方薬には生薬として甘草が使用されることが多いですが、サプリメントにおいてはリコリスという名で含まれており、成分名に違いが生じています。
そのため同じ成分を多く摂取することになり、漢方薬の効き目が強くなるため普段は生じない副作用が現れる可能性があります。
飲み合わせる場合はサプリの成分に注目し、成分に違いがあるかどうかを確認してから服用するようにします。
市販薬・サプリ・漢方の違いとは
市販薬とサプリメント、漢方薬の違いは医薬品であるか食品であるかということがあげられます。
食べ物から最も離れているのが市販薬であり、食べ物に最も近いものがサプリメントとなります。
市販薬とサプリメントの中間に位置しているのが漢方であり、市販薬のように副作用が生じることは少ないですが、即効性に乏しく継続して服用をしないと体質は改善されていきません。
市販薬との違いは即効性があるかどうか、体質の改善ができるかどうかという点もあげられ、市販薬では病気に対して即効性はあるものの体質を改善することはできない特徴があります。
サプリメントと漢方は長期に服用して、徐々に体質を改善する目的となっており、西洋薬を使用した市販薬はいち早く症状を改善するのが目的となっています。
おわりに
漢方薬と市販薬、サプリメントの違いはまず医薬品または食品のどちらかという点があげられます。
さらに長期的に服用をして体質を徐々に改善していくのか、早期に症状を抑えるのかという違いもあり利用方法に違いが生じています。
体の栄養を補うのがサプリメントであり、症状を改善させるのが市販薬、その中間に位置するのが漢方薬となっています。
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