低血圧の方には漢方！おすすめの漢方をご紹介
低血圧の方の中は、めまい・立ちくらみ・頭痛・疲労感といった症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか？
そんな低血圧を「体質だから仕方ない…」と言って諦めてはいませんか？
低血圧の症状に悩まされている方は、漢方の服用でその症状が治まることがあります。
今回は低血圧の方には漢方がおすすめの理由と、効果のある漢方の種類をご紹介していきます。
この記事の目次
「低血圧」ってどんな状態？
「低血圧」とは、心臓のポンプとなる部分が血液を体全体に送り出す力が弱まり、血圧が下がったままで上昇しない状態を指します。
そんな低血圧には大きく2種類に分けることができます。
本態性低血圧症（ほんたいせいていけつあつしょう）
全身にわたる疲労感・倦怠感・めまい・頭痛・不眠・耳鳴り・動悸・肩こり・食欲不振・立ちくらみ・冷え性・胃がもたれるといったさまざまな自覚症状があるものを指します。
起立性低血圧（きりつせいていけつあつ）
横になっている状態から起き上がる際に急激に血圧が下がり、めまい・立ちくらみといった症状を引き起こす症状になります。
血圧が低いとなると体内の細胞全体に血液がまわらず、酸素・栄養が細胞にいきわたりません。
それによって臓器の機能が低下してしまうという症状につながるのです。
【低血圧の症状】漢方薬での治し方
西洋医学では低血圧の場合、強心剤・輸液・カロリー食・血管収縮剤といった方法で治療が行われます。
漢方ではどのようにして治す？
漢方での低血圧の症状は「血虚（けっきょ）」という状態で考えられています。
この血虚とは身体の血液・栄養とされている「血」と「気」が足りておらず、血液が体全体に上手くまわっていない状態を指します。 このまま放置しておくと原因も無く、めまい・肩こり・腰痛といった症状に悩まされる「不定愁訴（ふていしゅうそ）」になり兼ねません。
漢方ではこの「血」に注目し、主に補血するための薬を使って体内の血液を巡らせることで低血圧にも対処することができます。
低血圧に効果的な漢方は？
低血圧であれば、疲労感・倦怠感・朝起きるのがつらい・立ちくらみがするなどの症状に悩まされることが多いかと思います。
漢方には血液の巡りを良くし、低血圧からくる不定愁訴を改善させるための薬があります。
低血圧の症状でお悩みの方は、ぜひ漢方薬でのケアを行ってみてはいかがでしょうか？
漢方「四物血行散（しもつけっこうさん）」がおすすめ
低血圧におすすめの漢方としては「四物血行散（しもつけっこうさん）」が挙げられます。
この四物血行散は血行障害を治療するための「四物湯」の生薬をベースとして作られています。
血液の巡りを良くし、低血圧の方はもちろん婦人科系の症状を改善させるのにも役立っています。
また血行不良の場合は水分の代謝異常が疑われることが多いため、「白朮」「茯苓」といった生薬も配合され、胃腸にかかる負担を軽減していきます。
めまいの症状に加えて、倦怠感を抱くような貧血気味の方におすすめの漢方です。
また低血圧や貧血のほかにも、月経異常・のぼせ・頭痛・耳鳴り・憂うつ症・不眠・子宮出血といった症状にも効果的です。
おわりに
今回は低血圧の方には漢方がおすすめの理由と、効果のある漢方の種類をご紹介しました。
低血圧の症状で悩みを抱える方は少なくありません。
辛い症状が長引くほど、体力はもちろん気力まで奪われてしまうでしょう。
そんな辛い症状が起きている際には無理せずしっかり休養をとること、そして漢方の服用をおすすめします。
ご紹介した「四物血行散（しもつけっこうさん）」の漢方は低血圧の症状に非常に効果的であるため、辛い症状に悩んでいる方はぜひ一度服用をためしてみてください。
全国の皆様よりお電話でご相談承ります。お気軽にご相談ください。
Address. 大阪府大阪市平野区加美東3-17-16
Phone. 06-6793-0609
Open. 10:00-18:00
Holiday. 木曜・日曜・祝日