冬場の肌荒れ・乾燥肌におすすめの漢方とは?
毎年冬場の時期になると、「どうしても肌荒れ・乾燥肌になってしまう…」というお悩みを抱えて悩んでいるという方も多いかと思います。
今回は冬場に肌荒れ・乾燥肌が起きる原因と、肌荒れ・乾燥肌におすすめの漢方についてご紹介していきます。
この記事の目次
冬場の肌荒れ・乾燥肌はなぜ起きる?
冬場の肌荒れ・乾燥肌の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
身体の冷えからくるもの
冬場と言えば、乾燥の季節です。
身体が冷え込んでしまうと血の巡りも悪くなってしまいます。
「漢方において冷えは万病の元」と言われているように、身体が冷えてしまうことで血の巡りが低下し、肌の代謝も落ちてしまうのです。
乾燥によるもの
冬場の季節は北風も強くなり、ほかの季節に比べると空気も乾燥しやすくなる傾向にあります。
空気の乾燥は肌にかかる負担も大きいため、肌荒れ・乾燥肌の原因になりやすいと言えます。
不眠によるもの
睡眠と肌の状態は深いつながりがあると言えます。
秋や冬の季節は気温や湿度が大きく下がるため、「眠りにつこうとしてもなかなか眠れない」「睡眠の途中で目が覚めてしまう」といったように眠りが浅くなってしまう方も多いです。
この「不眠」が積み重なることで肌のターンオーバーが遅れてしまうため、肌荒れ・乾燥肌になってしまうケースも珍しくはありません。
暴飲暴食・刺激物の過剰摂取
クリスマスや忘年会・新年会など、何かと食べたり飲んだりすることが多い冬の季節。
意識していても、ついつい食べ過ぎ・飲み過ぎてしまうこともあるでしょう。
しかし、このような暴飲暴食は胃腸に負担がかかり疲れさせてしまうもの。
また辛い物・チョコレート・お酒・コーヒーなど、刺激のある食べ物・飲み物も適量であれば問題ありませんが、あまりに過剰摂取してしまうと消化器全般の働きを落としてしまうことになります。
こういった暴飲暴食・刺激物の過剰摂取は、肌荒れにつながってしまいやすいと考えられています。
ストレスからくるもの
漢方においての考えでは、イライラやストレスが多く溜まってしまうと「気」の巡りも悪くなると考えられています。
この「気」が滞ってしまうことにより、余分な熱が外に抜けずに溜まってしまいます。
その結果、肌に赤みがでたり、かゆくなったりといった症状に悩まされることがあるので、ストレスは少しずつ解消しておくのが良いでしょう。
肌荒れ・乾燥肌におすすめの漢方について
肌荒れ・乾燥肌におすすめの漢方についてご紹介します。
温清飲(うんせいいん)
「温清飲(うんせいいん)」は、赤み・かゆみ・ヒリつきといった肌の炎症が顕著にあらわれている際に効果的な漢方です。
手指の湿疹・皮脂欠乏性湿疹のほかに、月経不順・更年期障害の改善にも有効であるとされています。
当帰飲子(とうきいんし)
皮脂の分泌が軽減されることにより肌が乾燥してしまう「皮脂欠乏性湿疹」「老人性皮膚掻痒症」の症状があらわれた際に用いられるのが「当帰飲子(とうきいんし)」です。
肌に潤いや栄養分を与え、肌の乾燥・かゆみを改善することができる漢方です。
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」は、漢方における「気・血・水」の3つを補っていき、全身の状態を良くすることによって、不調である部分を改善していく漢方です。
おわりに
今回は冬場に肌荒れ・乾燥肌が起きる原因と、肌荒れ・乾燥肌におすすめの漢方についてご紹介しました。
冬場の季節はとくに肌荒れ・乾燥には注意しなければなりません。
ご紹介した肌荒れ・乾燥肌になりやすい原因を踏まえたうえで、悩みを抱えていらっしゃる方はぜひ漢方の服用をお試しください。
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