女性と漢方の関係 女性のお悩みを漢方で改善
女性の体には様々なトラブルがつきものですよね。
近年では、働きながら結婚・出産・育児をこなす女性も増えてきた為、女性の体には負担がかかりやすくなっています。
漢方はそんな女性の体を支える薬になります。
この記事の目次
変化し続ける女性の身体
女性の体は一生を通じて体が変化していきます。
初めに訪れる変化といえば「月経」でしょうか。
周期的な変化が起こる月経に伴い、PMS(月経前症候群)も毎月やってきます。
イライラする・腰がだるいなど心身共に負担になるのが難点ですよね。
また、いわゆる2~30代の成熟期が過ぎた頃に訪れるのが「更年期」と呼ばれるもう一つの大きな変化です。
女性ホルモンが徐々に減少し、閉経に向かって女性の体が大きく変わっていきます。
漢方的にみる健康とは
漢方の視点から見る「健康」の定義とは「気(き)・血(けつ)・水(すい)が質的、量的共に充実していること」を指します。
気(き)
気持ちの部分です。
生命のエネルギーでもあり、充実すると体の不調も起こりにくく活動的に過ごすことができます。
さらには、血や津液を体全体に巡らせる働きもあります。
血(けつ)
血液の部分です。
体の栄養を保っている部分であり、充実すると体はもちろん、精神状態も安定してきます。
水(すい)
水分の部分です。
水は津液(しんえき)と表現されることもあります。
人間の体の多くは水でできている為、充実すると肌・髪がみずみずしくなり、ハリが出てきます。
女性に多くみられる悩みとは
女性の体は緻密で繊細であり、不調に敏感でもあります。
そんな女性特有の体の悩みである代表例3つをあげていきましょう。
月経不順
血流が滞り、ホルモンバランスが崩れることで、月経のコントロールがうまくいかなくなります。
この場合、貝類・カニ・ウニ・いくら・あくの強い山菜など血が汚れてしまう食べ物を避けること、そして体を冷やさないことが大切です。
更年期障害
一般的に女性は40~50代頃になると閉経が近づき、女性ホルモンの分泌が低下していくのです。
脳は女性ホルモンの分泌を促すのに対して、卵巣はホルモンの分泌が困難になるため、ホルモンバランスの崩れが起きてしまいます。
それが自律神経に影響を及ぼしてしまい、ほてり・めまい・肩こり・頭痛・イライラ・不安感といった症状を起こしてしまいます。
まずは自律神経に負担をかけないよう、リラックスを心がけましょう。
正しい食事、睡眠、運動を行い、生活リズムを崩さないことも大切です。
冷え性
女性は筋肉が少なく熱を出しにくいため、体が冷えやすい傾向にあります。
貧血・自律神経のバランスの乱れ・冷房などから血行不良になり、それが手足の冷えにつながります。
この場合、バランスの良い食事を心がけ、魚・大豆・卵などのたんぱく質、レバーなどの鉄分が多く含まれる食品を摂取すると良いでしょう。
また適度な運動や入浴を行い、体をあたためることもおすすめです。
代表的な漢方薬4選
漢方薬は複数の生薬を調合することではじめてその効果を発揮します。
様々な生薬の組み合わせによってその効果は異なってきますが、ここではよく用いられる代表的な漢方薬を4つあげてみました。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
女性の体の不調に対して、広く全般的に効果を発揮してくれる万能な漢方薬です。
冷え性・貧血・月経不順・月経異常・月経痛・更年期障害・肩こりなどの症状に効果的です。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
更年期障害に一番適している薬だと言われており、いつも苛立ってしまうという女性におすすめです。
のぼせ・ほてり・イライラ・肩こり・疲れなどの症状に効果的です。
折衝飲(せっしょういん)
血の巡りを良くし、瘀血の改善に特化しています。
月経痛・月経不順・神経痛・腰痛・肩こりなどの症状に効果的です。
温経湯(うんけいとう)
おわりに
ここまで漢方薬の特徴やその効果について述べてきました。
漢方薬の安心できる点は、女性の体の症状に合わせた薬を調合してくれるという点です。
そのため、一人一人に適した薬が処方されます。
女性特有の体の悩みを根本から解決してくれる漢方は、まさに「女性の救世主」なのです。
もし、上記にあげた症状でお困りの方がいれば一度漢方薬を試してみてはいかがでしょうか。
自分の身体に合った漢方薬を活用して体の不調を改善していきませんか。
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