足のむくみの原因とおすすめの漢方について
「足のむくみが全然取れず、なんだか重だるい…」というお悩みを抱える方は少なくありません。
足のむくみは、とくに女性であればほとんどの方が一度は経験される悩みなのではないでしょうか?
今回は足のむくみの原因と、足のむくみにおすすめの漢方についてご紹介していきます。
この記事の目次
足のむくみについて
「朝はすんなりと履くことができたのに、夕方になると靴がきつく感じる…」という経験をされたことはありませんか?
体の末端部分に運び込まれる血液は、足の筋肉による補助を受けて心臓に送り返されるという仕組みになっています。
しかし長時間同じ姿勢のままであったり、座りっぱなし・立ちっぱなしの状態が続いていたりすることで、この血液を送り返す機能が低下し、血液を上手く送り返すことができなくなってしまいます。
送り返すことができなかった余分な水分は、血液から染み出して「むくみ」となるのです。
足のむくみとなってしまう原因
足のむくみにつながってしまう原因としては、どんなものが挙げられるのでしょうか?
女性ホルモンのバランスが変化すること
生理前・妊娠中は・更年期といった時期は、ホルモンバランスが変化しやすくなると言われています。
このホルモンバランスが変化することによって、血の巡りも悪くなり、むくみにつながってしまうのです。
生活習慣の乱れによるもの
塩分・水分といった要素を摂取しすぎてしまうと、体内の水分量も増える傾向にあり、むくみやすくなってしまいます。
水分を欲しやすくなるため、塩分濃度の高い食品はできる限り控えるようにし、食事の際には減塩を意識するようにしましょう。
またアルコールの過剰摂取や運動不足、睡眠不足といったものも、むくみにつながる原因となります。
内分泌疾患の可能性も
甲状腺の疾患によってむくみが生じている場合もあります。
もしなかなか治らず、しばらくむくんでいるようであれば医師に相談するようにしましょう。
内臓疾患の可能性も
何らかの原因で肝臓・腎臓・心臓などの機能が低下していることで、むくみが生じている場合もあります。
こちらもなかなか治らず、しばらくむくみが取れずにいるようであれば医師に相談するようにしましょう。
足のむくみにおすすめの漢方
足のむくみにおすすめの漢方をご紹介します。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」は、消化・吸収をサポートしながら、体内の余分な水分を取り除き、さまざまな部位の機能を向上させることができます。
胃や腸がしっかりと機能することで必要なエネルギーを生成し、きちんと消費できるようになります。
また体内に溜まった余分な水分を出すことによって「むくみ改善」はもちろん、「体の引き締め効果」も得ることができるでしょう。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりゅうがん)
「桂枝茯苓丸(けいしぶくりゅうがん)」には、冷え性の方に向けた漢方「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」が含まれていますが、どちらかと言えば、冷えのぼせ体質の方に向いている漢方になります。
「顔はのぼせや火照りの症状があるのに、足はむくんでいる・冷えている」という症状が見られる場合、こちらの漢方が有効になります。
利尿作用を促進させ余分な水分を排泄し、血の巡りを改善させていきます。
おわりに
今回は足のむくみの原因と、足のむくみにおすすめの漢方についてご紹介しました。
体の余分な水分が上手く排泄されず、体内に溜まってしまうことが「むくみ」の原因であるとされています。
とくに女性に多い症状とされ、「女性ホルモンのバランスの変化」「生活習慣の乱れ」によって引き起こされる場合が多いです。
重だるい足のむくみに悩まされている方は、ご紹介した漢方の服用をぜひ試してみてください。
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