頭痛に効果的な漢方は何?頭痛の種類もご紹介
「頭痛がなかなか治らず辛い…」「緊張やストレスによって頭痛を引き起こしてしまい対処できない」といった頭痛悩みを持っている方は意外と多いもの。
特に日本人は、慢性的な頭痛に悩まされている方も少なくありません。
そんな日々の頭痛を和らげるには、漢方がおすすめです。
また、女性に多い「片頭痛」や男性に多い「群発頭痛」、男女ともに起きる「緊張型頭痛」など頭痛の種類もさまざまなものがあります。
今回は、そんな頭痛の種類と頭痛に効果的な漢方についてご紹介していきます。
頭痛にはさまざまな種類がある?
頭痛にはさまざまな種類があります。
頭痛は一次性頭痛(慢性頭痛)と二次性頭痛(症候性頭痛)の2種類の頭痛タイプと偏頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛の3種類の頭痛症状に分けることができます。
一次性頭痛(慢性頭痛)
慢性頭痛と呼ばれている一次性頭痛。
代表的な頭痛症状としては、偏頭痛・緊張性頭痛・群発頭痛が挙げられます。
二次性頭痛(症候性頭痛)
別の病気が原因であることも多いのが二次性頭痛です。
脳腫瘍・クモ膜下出血・慢性硬膜下血腫・副鼻腔炎(蓄膿症)といった病気が考えられます。
偏頭痛
主に頭の片側でズキズキと脈を打っているような痛みが繰り返し起こる症状です。
発生の頻度として多いのは月に2~4回ほどとされており、痛みは数時間で終わることもあれば3日間ほど継続する場合もあります。
また、頭痛に伴って吐き気を感じる場合もあるため注意が必要です。
緊張性頭痛
肩・首の部分が凝る中、頭が重い感じがしたり圧迫感を感じたりする症状です。
1日中常に痛みが続くのが特徴です。
精神・身体ともにストレスが溜まっている場合に、筋肉収縮によって血の流れが悪くなることが原因で起こります。
群発頭痛
毎日1~2時間ほど目の奥辺りに激痛が起こり、長い時ではその痛みが1~2ヶ月程度継続する場合もあります。
非常に痛みが強いため、涙が出る・目が充血するといったケースもあります。
この痛みは、1日の中でも明け方・夜中に起きやすいと言われています。
頭痛に効果的な漢方
頭痛に効果的とされる漢方をご紹介します。
呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
気や血(けつ)の流れを乱す「冷え」を除去するため、身体の中心部でもあるお腹を温めて頭痛を和らげることができるのが「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」です。
また頭痛持ちの方でも特に胃や腸が弱い人に適している漢方だとされています。
胃・腸の働きを正常にし、吐き気を抑制することも可能です。
頭痛・吐き気・嘔吐・しゃっくりなどの症状に効果的です。
桂枝人参湯(けいしにんじんとう)
頭痛や動機の悩みを持ちながら、胃・腸が弱い傾向にある人に適した漢方が「桂枝人参湯(けいしにんじんとう)」です。
冷え性ぎみで顔色が悪かったり、あまり体力がなかったりする人にも向いている漢方です。
身体の内側が冷えることで頭痛症状が出やすくなるため、胃・腸を温める効果をもった桂枝人参湯を服用することで次第に頭痛も改善されるでしょう。
頭痛以外にも、動機・慢性胃腸炎・胃アトニーといった症状に対して効果的だと言われています。
おわりに
今回は、頭痛の種類と頭痛に効果的な漢方についてご紹介しました。
「頭痛」という症状は漢方の視点で見ると、体内の「気」「血(けつ)」などの巡りが上手くまわらず乱れることで起きる状態です。
その巡りが上手くいかない原因としては、「冷え」である場合が多いです。
体の冷えが胃・腸の働きを鈍らせ、頭痛や吐き気などを生じさせるのです。
記事で紹介した2つの漢方を服用すれば、体の内側から熱を生じさせる効果があることから、胃・腸を温め頭痛改善につなげてくれるでしょう。
全国の皆様よりお電話でご相談承ります。お気軽にご相談ください。
Address. 大阪府大阪市平野区加美東3-17-16
Phone. 06-6793-0609
Open. 10:00-18:00
Holiday. 木曜・日曜・祝日